習慣化のご褒美は品物から決めない。先に「回数」を決める理由

目次
習慣化のごほうびは、品物を選ぶ前に「何回達成すれば自分にあげられるか」を決めます。
- 自分にあげる日は、値段でなく回数で決まるからです
- 最初のごほうびまでが長いと、先に習慣が止まるからです
- 「頑張ったら」という条件では、達成したかどうかが分からないからです
なぜ値段より達成回数で決めるのか
自分にあげるまでの日数は、値段でなく、週に何回達成するかで決まるからです。
「小さなごほうびを用意する」と書かれた記事は多くあります。ただ、小さいとはどれくらいかが書かれていません。
同じ300円のごほうびでも、週に何回達成するかで、自分にあげるまでの日数が変わります。毎日達成する人と週1回の人では、日数が7倍ちがいます。
週3回達成する人の例です。
| 達成する回数 | 週3回なら | 向いているごほうび |
|---|---|---|
| 3〜5回 | 1〜2週間 | 飲み物、雑誌、入浴剤 |
| 10回 | 約3週間 | 映画、本を数冊 |
| 30回 | 約10週間 | 服、靴 |
| 60回 | 約20週間 | 旅行、大きな買い物 |
最初のごほうびは何回にするか
最初のごほうびは、3〜5回の達成で自分にあげられる物にします。
私たちが作っているアプリ「ごほうび習慣」も、はじめは7〜10回の物を勧めていました。週3回の人だと、最初のごほうびまで3週間以上かかります。それでは遅いと考えて、3〜5回の物に変えました。
コーヒーを10杯買うと1杯無料になるカードの研究があります。無料の1杯に近づくほど、次に買うまでの日数が短くなりました。これは買い物の研究です。3〜5回は研究の結論ではなく、私たちの判断です。
ごほうびの条件の書き方
ごほうびの条件は、結果でなく、達成した回数で書きます。「2kg減ったら」「試験に受かったら」のような結果は、条件にしません。結果は、自分だけでは決められないからです。回数なら、今日の行動で増やせます。
大学生の実験では、成績の目標を立てても、効果は小さいものでした。練習問題を解く数の目標を立てると、成績も上がりました。これはごほうびの研究ではありません。それでも私たちは、条件にするなら結果より行動がよいと判断しました。
品物はいつ選ぶか
品物は、習慣と週に達成する回数を決めた後に選びます。
- 習慣を数えられる形にする。 「運動する」は数えられません。「夕食後に10分歩く」のように、できたかどうかが分かる形にします。
- 週に何回達成するかを少なめに決める。 できそうな回数より1回少なくします。
- 下の計算機で、最初の品物を1つ選ぶ。 今週のうちに手に入る物にします。
- 条件を1行で書く。 「夕食後に10分歩くのを4回達成したら、帰りに雑誌を買う」と書きます。書いた紙は、習慣を行う場所に貼ります。
習慣を
自分にあげるごほうびを選ぶ
4回達成すると、自分にごほうびをあげられます。
4回で自分にあげられるので、夜のウォーキングの最初のごほうびに向いています。
「1回の達成の額」は、習慣を1回達成するたびに、ごほうびの額から引かれる額です。自分で決めます。1,800円のごほうびで1回300円なら、1,800÷300で6回です。
ごほうびの額は例です。ふだん買っている値段に書き換えてください。
品物が決まらないときは、思いつかない人の探し方を読んでください。ダイエットなら食べ物以外のリスト、勉強なら勉強のごほうびの例から選べます。2つ目からの回数はごほうびの頻度の記事に書きました。早起きなら寝不足にならないごほうびの決め方も使えます。
よくある質問
- ごほうびは毎回あげたほうがいいですか
- 品物のごほうびは、最初は3〜5回に1回で十分です。毎回の分は、習慣の間だけ楽しめる物や、記録を書くことで足ります。
- ごほうびは誰が用意するのですか
- 自分です。何をあげるかも、何回達成すれば自分にあげられるかも、自分で決めます。買うときも自分のお金で買います。
- 大きなごほうびを決めてはいけませんか
- 決めて構いません。30回より多くかかるなら、3〜5回の物を先に1つ決めてください。ごほうび習慣というアプリでも、最初の画面で30回を超えるごほうびを書くと、回数が少ないごほうびも1つ決めるように勧めます。
- 決めた回数を達成できなかったらどうしますか
- 回数を減らすか、ごほうびを小さくしてください。2週間で1つも自分にあげられないなら、回数が多すぎるので決め直します。


